LPガスの料金について

LPガスの料金って??

一般的なLPガス料金は、「基本料金」と「従量料金」による二部料金制です。

基本料金

容器やガスメーターなどのガスを供給するための供給設備や保安や検針などに関する費用が含まれ、ガスの使用量の多少に関係のない固定的な料金。全くガスの使用がなくても発生します。

従量料金

ガス原料費や容器配送費などを含んでおり、ガスの使用量に応じて変動します。

 LPガスの料金制は、二部料金制や三部料金制などがありますが、現在は二部料金制が主流となっています。

 二部料金制は、固定的な料金である「基本料金」と使用量に応じて支払う「従量料金」により料金が決まりますが、三部料金制は、二部料金制の「基本料金」と「従量料金」に加えてLPガス販売店から借り受けている場合の費用を別に明記した料金制になります。
 もし、LPガス販売店から借り受けている設備や、LPガス販売店が費用負担している設備等がある場合は、「貸付設備利用料金」や「設備管理料金」等として、通常、料金に加算されます。

 LPガス販売店は、請求書や検針票等に、料金の内訳である基本料金、従量料金、単価、使用量や貸付設備利用料などを明記しなければなりません。請求書や検針票等をご確認下さい。

 特に、集合住宅などでは建物の設備費用をガス料金に上乗せしている場合があります。その場合も請求書や検針票等に、料金の内訳を記載しなければなりません。もし、料金の内訳についてご不明な点などがございましたら、契約先のLPガス販売店にお問い合わせいただき十分納得いくまで説明を受けて下さい。

LPガス料金の計算例

LPガス料金は変動する。

LPガスは、大半が輸入によるものです。よって、LPガス料金(原料費)はFOB価格(サウジアラビア出荷段階での価格)や為替レートの変動の影響を大きく受けます。

また、容器などの配送費用や保安経費、検針費用などに要する人件費などにより変動することもあります。

地域による相対的LPガス料金の違い

LPガス料金は、地域により差が生じています。

その要因としては、地域により運搬にかかる費用に違いがあることや地域内での同業、都市ガスなどの競合エネルギーとの競争状況また1世帯当たりの使用量に違いがあることなどと考えられています。

LPガスのモニター価格

LPガス料金は、“適正料金”という定めはありません。もし、地区単位などで料金について統一されていれば、独占禁止法(価格カルテル)に抵触します。

我が家のLPガス料金(基本料金、従量料金)を、その地域のLPガス料金と相対的に比較したい場合は、石油情報センターホームページよりモニター料金をご確認下さい。地域毎のLPガス料金のモニター調査の結果が公表されています。

LPガス料金が改定される場合があります。

 LPガス販売店が、LPガス料金を改定する場合には、一般的には、少なくとも1ヶ月以上前にお客様に通知しなければなりません。

 もし、料金改定の通知書や料金表、検針票などの書面により、LPガス販売店から改定する料金が通知されましたら、改定する理由や改定内容、改定時期等についてご確認下さい。もし、ご不明な点などございましたら契約先のLPガス販売店にご確認下さい。

 また、LPガス販売店が「原料費調整制度」を採用している場合であれは、輸入価格等の変動に合わせて、あらかじめ契約で定められた条件、方法により、自動的に料金が改定されます。

LPガス料金は、販売店によって異なる。また、同じ販売店でも契約条件などにより異なる場合もあります。

LPガス料金も、ガソリンスタンドや都市ガス、電気料金、また携帯電話料金などと同様、自由設定による料金です。よって、LPガス販売店によって料金は異なります。

自由設定による料金ですので、それぞれのLPガス販売店が経営的判断により料金を決定していますが、その料金の違いには、提供するサービスや保安対策の違いなどが反映されていることもあります。

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